【家族写真の写真教室】vol.1 家族写真で一番大切なこと

 だいぶ以前になりますが、CMで「モノより思い出」というキャッチコピーがありました。
 子供の小さいときはあっと言う間に過ぎて行きますので、家族にとってはまさにそのとおりです。

 家族写真の写真教室第1回は、家族写真のカメラマンとして、子供を持つ親の立場として、両方の立場から、家族写真について思うことです。

家族にとっての写真

 写真があると、記憶を鮮やかにすることができます。 普段からちょこちょこと写真を撮っていると、記憶が薄れていても「こんなことあったよね」と思い出すことができます。 家族の写真は、思い出をたどるための道しるべのようなものでしょう。 だから、ご家族の、お子様の写真大切に残してください。(^^)

写真より思い出

 写真はより深い思い出があるから見たくなります。儀式的に撮られた集合写真などで、見返すこともないものありませんか? だから今しかない瞬間を楽しんでください。
 思い出がいちばん大切。写真はそれから。

 思い出がついてこない写真は「記憶」じゃなくてただの「記録」になってしまいます。

「いい写真」って?

 いい写真ってなんでしょう?
 記録としての写真」なら「鮮明に写っている」ことかもしれません。
 でも家族にとっての写真は違うと思います。
 家族や子供の写真で「いいな」と思うのは「心を動かされる」写真ではないでしょうか。
 ちょっとぐらいピントが合ってなくても、構図がイマイチでも、大切な時間を思い出せる写真はいい写真だと思います。

 たとえば・・・(だけどホントの話です) 私のお尻のどアップの写真があります。ただのおっさんの尻の写真です。それもピンぼけの。(笑)
 これは、下の娘が「あたしカメラマンねん!」と言って激写してくれたもの。娘は当時ちいさかったので目線がわたしのお尻の高さ。

 でもこの写真一枚で、私の家族は「カメラマンごっこ」をしたその時間を思い出すことができます。「ピンぼけのおっさんの尻の写真」一枚で、楽しい気持ちになるのです。(笑)
 クオリティという点では何の価値もありませんが、私にとっては大切な一枚です。

 私は思います。
 初見で「きれいな写真」って思う写真は、大した家族写真ではありません。
 「きれい」は家族写真への褒め言葉としては、そんなにつよいものではないのです。

 ホントに大切な家族写真は、

思い出がこみ上げて言葉を失う写真

 です。

 いい写真は言葉がすぐに出ずに見入ってしまいます。
 写っているご家族の「心が伝わってくる」のです。

いつもの時間を大切に

 お子様といっぱい遊んで、そのついでに画質も構図も気にせずに、気軽に写真を撮りましょう。
 遊ぶことが楽しすぎて写真を撮ることを忘れても、思い出が残るからそれでいい。
 撮られるのも見るのも家族。自分たちのための写真です。職業カメラマンはクオリティも大切ですが、ご家庭なら気にしない気にしない。(*^-^*)

 ご家族の写真撮影でいちばん大切なこと「家族の楽しい時間」をいちばん持ってるパパとママは、絶対に子供にとって最強のカメラマンです。

 家族写真の撮影で大切なことは、被写体への愛情です。

 私は子供たちが好き、子供たちへ愛情いっぱいの大人も好きです。
 そのためにフリーのカメラマンになりました。この気持ちはカメラマンの中ではそうそう負ける気がしません。

 だけど、お子様への愛情は、ご両親にかなうはずがありません。些細なテクニックより、家族写真に必要なものは愛情です。

 家族の写真は、年月を過ぎるとともに価値を増します。
 思い出と一緒に写真を残してください。

 愛情いっぱいの写真は、必ず、思い出を鮮明に思い出すための鍵になりますから。

家族の時間の自然な表情が一番好きです

 次回よりパパとママのための実践的写真教室始めます。
 「そんな時間ないわー!」というような理想論ではなく、親としての立場中心の現実的な家族写真のお話です。
 職業カメラマンの私も、我が子の写真には時間をかけられません。だけどなんとかしたいの試行錯誤です。包み隠さずお話しします。お楽しみに。^^